いろんな波の状況において、フィンなしの40kgにも及ぶレッドウッドのボードでのサーフィンを想像してみて下さい。
パフォーマンスサーフィンは常に効率的にサーフィンの方向性を変えて行く事に役立っていました。そしてフィンは、サーフィンを進歩、発展させていく過程の中でとても重要な役割を果たしていました。フィンが登場する以前、サーファー達はレールの上に足を置き、水の抵抗を受けレッドウッドの重い板をターンさせていました。そして、"トム・ブレイク"がより高いパフォーマンスを求めて、初めてサーフボードにフィンを取り付けました。その結果サーフボードの性能は飛躍的な上昇を成し遂げました。

Tom Blake Surfing Pioneer 1912-1994
『船に付いている舵を見て思ったんだ。これは曲がる時に横滑りしないように使われているんだってね。そしてその時その舵をサーフボードにも使えるってひらめいたんだ。サーフボードをターンさせる時に横滑りしなければ断然コントロールしやすいんじゃないかってね。そして波の斜面のきつい所も横滑りせずにボードを進ませることも出来るんじゃないかとも思ったよ。私の考えは間違っていなかった。上手くいったよ。』
 
 
1950年代から1960年代にかけてのロングボードフィンの主流は、私たちが現在使用しているモダンなフィンからかけ離れた。木製の船の舵のようなフィンでした。その木製のフィンは、パフォーマンス性、スピード性能に決して優れているとは言えませんでしたが、この時にサーフィンの新たな進化は始まりました。
1960年代後半から1970年代前半にかけて、ショートボード革命が起こったと同時にフィンデザインにも新たな進化が見られました。短めのボードは今まででは考えられないような、よりラディカルで攻撃的なマニューバーを可能にしました。この10年間でサーフィンは飛躍的に発展をしたのです。その発展の焦点はオールドスタイルの主流のトリミング、角度のないグライダーターンから近代サーフィンの基本である波のパワーポケットで、よりラディカルなカーヴィングマニューバーを主体にするサーフィンへの変貌でした。サーファーが変幻自在に波を切り刻み始めたのはこの時期からなのです。
1970年代後半、若手オーストラリアン、"マーク・リチャーズ"により、ツインフィンが発明されました。その性能はその後彼が4年連続4度のワールドチャンピオンを獲得した事で実証されました。マークのユニークなスタイルとツインフィンデザインは世界中で賞賛され、その頃の彼のパフォーマンスはその時代のサーフィンの限界を超えていました。彼のスピード、マニューバーと過激な方向性の変化がこの時代のトレードマークと言えます。 NEXT>>
 

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